アリゾナ以来、S君はずっとO氏の状況を写真に納め、いくつもファイルしている。具合悪い時、元気な時、皆と一緒の時、食べている時、出かけた時、ほぼ網羅している。これは特に意味はない。S君はこんな風にO氏を撮りたいだけなのだ。子孫がいれば、後に、グランマとグランパの写真だよって、子供達が大切にしてくれるかもしれないけど、見渡す限り、二人には親族というもののつながりがない。故にお友達の親族が限りなく羨ましくもあり、ありがたくもある。
先週の慌ただしかった数日の、ちょっとした写真をここに入れたいと思ったS君。何卒、お許しあれ。