オリン大喜び、えみちゃんありがとう:Orin is very happy, thank you Emi-chan

えみちゃんが車で、あたしをロバート・モセス・ステートパークに連れて行ってくれた! 海で泳いでバーベキューも、と楽しい計画。途中、ファーマーズマーケットで野菜も仕入れ、いえいー!

ところで、出がけの一瞬に不思議なことがあった。ご存知のように、シートベルトは当然ある重量のかかった座席のセンサーがそれを認知し、ベルト装着を促す警告灯〜警告音を発する、のですが誰もいない後部座席なのよ。。これじゃあ、あたし達は出発できない!? それで、空っぽの座席のシートベルトを試しに装着した途端、全てOK。オリンにも所縁のあるロングビーチ〜ジョンズビーチ〜ファイアー・アイランド、オリンは絶対に同行したかったのだろう。えみちゃん共々納得。

沖をハリケーンが北上している関係で驚きの高波!オリンの灰を撒く。瞬く間に荒ぶる波がオリンを持ってゆく。これまでも数回に渡って海辺に撒いてきたけど、これで、、課題のひとつを完全に終えた。海は全てオリンになったよ。思わずこのような素晴らしい日をプレゼントしてくれたえみちゃんに心から感謝。

Emi-chan took me to Robert Moses State Park by car! A fun plan to swim in the sea and have a BBQ. On the way, we bought some fresh vegetables at the farmers market, which was great! Yey!

By the way, a strange thing happened in the moment we set out. As you know, seat belts naturally have a sensor on the seat that has a certain weight on them, which recognizes this and emits a warning light or sound to remind you to fasten your belt. But there was no one in the back seat. . If this happens, we can’t leave! ? So, as soon as I tried putting on the seat belt on an empty seat. Everything was fine. Orin definitely wanted to accompany him to Long Beach, Jones Beach, and Fire Island, which he also has connections to. Emi and I both agree.

Surprising high waves due to a hurricane heading north off the coast! Scatter Orin’s ashes, in the moment, the raging waves carry Orin away. I have sprinkled his ashes on the beach several times so far, but now I have completely finished one of my tasks. The entire ocean has become Orin. I would like to thank Emi-chan with all of my heart for giving me(and Orin) such a wonderful day.

空也上人、それと、あたしが昔見た夢の話:”Kuya Shonin”, and the story of a dream I had a long time ago

世界に誇る日本の仏像たち、有名・無名、時代背景も作者も技法も問わず、あたしの中でその生き様、そして視覚的にも心の深奥にも触れて、尚且つ越えるものがない、という理由から、”空也上人立像” を真っ先に挙げる。

ひたすら「南無阿弥陀仏」と口で称える称名念仏(口称念仏)を日本において記録上初めて実践したとされ、日本における浄土教念仏信仰の先駆者と評価される ~~~~~ 特徴的な空也像の由来は、彼が「南無阿弥陀仏」の6文字を唱えると、阿弥陀如来の姿に変わったという伝承を表している。

空也-wikipedia から抜粋 <—- クリックして詳細をご覧ください

A statue of the Buddhist monk Kuya is known for having small statues of Buddhas emerging from his mouth. ~~~ The six Buddha statues represent Amitabha Buddha. Kuya was known for his tireless efforts to teach Buddhism by chanting, “I take refuge in Amitabha Buddha.” Kuya was active in the middle of the Heian period (794 to late 12th century) amid rampant plagues and a series of events such as earthquakes, flooding and uprisings by Taira no Masakado and Fujiwara no Sumitomo. The disasters especially afflicted the common people.

The Buddhist monk helped the poor and sick throughout his life, earning him the nickname “Ichi no Hijiri,” a saint living among the ordinary people. The standing statue, believed to be from the early Kamakura period (late 12th century to 1333), is only 117 centimeters tall, but its muscular appearance in a simple outfit so overwhelms many viewers that they cannot help but feel like standing straighter before it. ~~~~ by The Yomiuri Shimbun / 11:00 JST, April 13, 2022

どこかに書いたかもだけど、昔々途方もなく素晴らしい夢を見た。障子越しに明るい日の差し込む何十畳敷きの畳の部屋にあたしたちは座っている。程なく障子が開き、老人がニコニコしながら入ってきた。見ると両手に限りない虫かご(?)を引っ張っている。正確には、虫かご のコーナーには紐がついており、老人はその紐の束を引きずりながら入ってきた、そして、顔をあたし達に、つまり対面(正面)姿勢でゆっくりと座るとあたし達に語り始めた。

『みなさんが、何か良い行いや、良い言葉を出すと、それはみなさんの口から蝶々になって飛び出します。その蝶々をこれらの虫かごに採集するのが私の役目(?仕事?)なのです。』

それだけ。ただ、それだけ。その夢のあとに、何かのきっかけで”空也上人像”を知った。声帯を通しての、この世界への神性の出現。言霊が、この現象界で変身するのだとしたら何ともシンボリックな見せ方ではないかしら!

I may have written it somewhere, but once upon a time, I had an incredibly wonderful dream; We are sitting in a tatami room with dozens of tatami mats where the sun shines through the shoji/paper screens. Before long, the shoji doors opened, and an old man entered with a smile on his face. He looks like he’s pulling an endless bug cage (?) in his hands. To be more precise, the insect cage has a string attached to the corner, and the old man came in while dragging a bundle of the string, and when he sat face to face with us, he sat down slowly, started talking to us.

『Whenever you do a good deed or say a good word, it will fly out of your mouth like a butterfly. My duty ( mission ?) is to collect the butterflies in these insect cages. 』

That’s all. Just that. After that dream, for some reason, I learned about the statue of Kuya Shonin. The manifestation of divinity into the world through the vocal cords. If Kotodama(spirit of words) transforms in this phenomenal world, isn’t it a very symbolic way of showing it?

オリンからの通信:Communication from Orin

いつぞやに1日だけ台所の流しのキワに現れた、そしてその夜突然消滅した、はずの同じ蜘蛛さんが再び出現!どうみても巣を張ってるように見えず、スパイダーマンみたいにぶら下がっている?今度は、オーさんの棚の斜め上。これまた数日して、あたしが帰った時には何処にもいなくなってましたよ。

最近、不要のレギンスをいただいて、これを改造してスカートにしようって何気にメーカーのタグを見る。あれれ? “アイ・キャンディ??” (目の保養)これって、かつてオリンが自分のアートプロジェクトをこう呼んでたのね。オリンのアートは、確かに皆さんの目に愛らしく映っただろうし、甘〜く魅了したよね。

オリンがどこかからあたしを気にして、こんな風に『さなえ婆や〜、爺やはここにいるよ、一緒だよ〜』って知らせてくれてるんだ。でもきっと全てはあたしの都合良い妄想なんだろうか。わかってること、それは、少しずついろんなものが剥がれ落ちて、”今ここを十全に生かされていることへの感謝と全ての幸せを祈る”。

The same spider that appeared at the edge of the kitchen sink for just one day, and disappeared suddenly that night, appears again! No matter how it look like, it doesn’t look like it’s nesting, and it’s hanging like Spider-Man? This time, diagonally above Orin’s shelf. A few days later, when I returned, it was nowhere to be found.

Recently, I received a leggings a kind of 2nd hands, and I casually looked at the maker’s tag, ( thinking of remodeling this leggings into a skirt). Is that it? “eye candy? ” This is what Orin used to call his art project like this. Orin’s art must have looked adorable in everyone’s eyes, and they were sweetly fascinated in everyone.

Orin is worried about me from somewhere, and he’s telling me like this, ‘Grandma/ ba~ya Sanae~, I / ji~ya am/is here, we’re together~’. But maybe it’s all just a fancy fantasy of mine. What I do know is that little by little, many things are peeling off, and “I pray for all happiness and gratitude for being able to fully live here and now.”

よくある話だけど、オリンにまつわる4つの予知夢、今は私の大好きなエレガントな蜘蛛になってキッチンに居る : As is often the case, four prophetic dreams involving Orin. He is now seems to have turned into a spider and appeared before my eyes in the kitchen.

1、ずいぶん高めのプラットホームのような場所にオリンと居る。何かおしゃべりしてたかな?ひょいと振り返ると彼がいない。大慌てで周りを探し、思わず目を下にやると、なんと!この高みから(恐らくは)転げ落ちたのか、はるか下方、背を丸め動かないオリンを発見した!(驚くのだが、この夢はとても鮮明ではあるけれど、彼が肺がんステージ4の宣告を受けるより何年も前のことであり、目覚めてから一瞬不吉な思いをしたのは事実)

2、二人で真っ暗な道?を歩いている、どこからともなく霧が四方八方から発生し、二人ともどうして良いかわからない、すると、光を放つ古めかしいランタンのようものを掲げた老人が霧の中から現れて、私たちに道しるべをしてくれた。(ユングの説く、老賢者そのもの)とても安心したのを覚えている。(治療中ではあったが、まだ彼が元気だった頃の夢)

3、どっさりの人々が皆、バス?に乗って居る。多分、何かに向かう途中。程なく乗り物は止まり(サービスエリアっぽい)それぞれが外に出たり伸びをしたり。さて再びバス?が出発するのだが、どうしたことかオリンは私たちのバスに乗ろうとしない、私が早く早くと大声をかけても、聞こえているのかいないのか、自分は残る、皆と一緒にゆかないというような?或いは、彼自身どうして良いのかわからない、が、乗る気持ちは無い、といった意思表示をしている。私は、バスから飛び降りて彼を引っ張りたいのだが、どうにもバス・乗り物から降りられず非常に困惑して目が覚めた。(夢の中の彼は、本当に淡々としており、同時に、何で僕はここにいるの?どうしようかなあ〜、といった表情を見せてもいたかな。もちろん、落ち付いていたし周囲をキョロキョロ見てもいた。一言で言えば、彼自身がどの方向にゆくべきか思案していたかのような??)

4、ヒョイっと見ると、前方に、ニコニコ微笑んでいるオリンがいた。いつものお気に入り?の赤いトレーナーを着て明るい表情だった。本当に彼らしく爽やかで、いかにも本物のオリン!と思い、夢の中でもとっても嬉しかった。(これが彼の生前に現れた最後の夢)

ところで、色々な人から”蝶々” の話を聞く。殊に亡くなった方が蝶になって飛び交った、どこからともなく蝶々が舞ってきた、などなど。わたしも”蝶”に関しての実に素晴らしい夢を幼少期に見ており、それは次回記そうと思う。わたしで言えば、彼が旅立って以来、蜘蛛とカラス、樹木や草花、それにあらゆる鳥たちがいつもわたしの周囲にありとても和む。

〜〜、先日、外出から戻って何とは無しにキッチンのコーナーに目が移った。食器を洗うブラシ立ての後ろに、なんと!どう考えても以前、オリンが他界して間も無く見たのと同じ素晴らしくエレガントな蜘蛛(多分、どこにでもいる何ら変哲のないハウス・スパイダーなんだけど)が、ちゃっかりくつろいでいる(微笑)。オリンだ、オリンだ!ありがとね。(その後、この子は私の部屋に向かうちょっとしたコーナーの天井に移動しており、スルスルっと私の足元に降りてきた!!!そっとしてあげたかったのでまだゴタゴタしている玄関際の部屋に連れて行きました。)

わたしはなぜか生まれて以来、蛇と蜘蛛とカラスがとても身近で大好きでならない。ただ一言、可愛いのだ。もちろん、あらゆる生き物を尊敬し大好きなのではあるけど、わたし自身の優先順位に拠れば、どうしたって彼らが先になる。人、或いはミソロジーではシンボリックな意味で彼らを善悪で語るし、加えてロジカルな意味では、巣を張る蜘蛛は女の子なんですが、まあ、それはそれ。

晴れた日に永遠が見える:On a Clear Day (You Can See Forever)

”晴れた日に〜〜”は、1970年のアメリカのミュージカル・ファンタジー映画タイトル。超能力のある女学生が禁煙したいがため精神科医の催眠療法を受ける、が 催眠の最中、突然彼女は前世を思い出す〜〜、最終的にこの女学生と精神科医は、来世で晴れて一緒に。

本題に入るね。私はある人物(多分、男性)について書こうと思う。この男性は、これまで三回私の夢の中に現れた。とにかくオシャレ、黒のスーツをピシッと決め真っ直ぐにしっかり立っている。よくある山高帽を被って、端正で無表情の顔立ちはどう見ても何かの化身。しかも、何系とか何国人などのヒントも通用しない。精巧なロボットに近いけど、マネキンっぽくもある。といって、宇宙人というのではない。

いつだったか椎間板ヘルニアを患い、身体全く動かせず半立ちで固まってボーっとしていた時の夢うつつ;私は歩けないので飛ぼう、と思いついた。だだっ広いターミナル駅のコンコースの上を飛ぶ。でも私の眼下には人っ子一人いない。明るいコンコースが幅の広い階段に向かった。ふわふわ漂いながら階段を見下ろすとそこにこの ”男” が立っている。飛んでいる私を見上げてにっこり会釈してくれた。。。

そんなに前じゃない、普通の夢に普通に現れた;寂しい薄暗い大地に棺おけ状の箱がザーッと果てなく並べられている。皆、それを一つずつ与えられている。中は概ね、小柄な私が背伸びできて両手も半折りで収まるサイズ。これから私たちはこの中で暮らすんだ、誰かが私の箱の隣に突っ立っている。顔を見るとこの ”男” だった、、、(今思えば、何かの予知夢にも通じる)

とりあえず最後は数年前、ビスビーでの夢; (とは思えない、夢と現実に位置する世界?)暗がりの中、何者かが、私たちの小屋のドアをガタガタさせて侵入寸前!私は大声で、誰だー!とか 止めて〜 とか喚いた! 暗闇の広い敷地の向こうはフェンスで無人の空き地につらなっている。私は追いかける。その侵入者は如何にもこうにも例の ”男” だった。高いフェンスを曲芸師みたいに飛び越えて何処かへ行ってしまった。実際に私とオリンの住んでいたメキシコボーダー、過疎地のビスビーの小屋が そっくりそのまま寸分違わぬ不思議な夢。

〜〜〜、映画を解説させたら並ぶもの無し、私の大好きだった淀川長治氏はいくつもの超常体験をされたらしい。その中で、私の好きなエピソードはこれです。

シニガミ、水先案内人、

『生死半半』(淀川長治)「延命治療について」  昭和四十四年(1969)十二月。夜、激しく咳き込む母の背中をさすっていた時、「私(淀川長治)」の目に、はっきりと死神の姿が見えた。信じてもらえないかもしれないが、部屋の四隅に、鼻先のとがった悪魔みたいな奴らが座っていた。「私」は思わず、「まだ連れて行ったらいけません。もう半年待って」と言った。それからちょうど半年後に、母は死んだ。あの時、「あと五年待って」と頼んでおけば、母はもっと長生きしたかもしれない。 

ゴムの木 トミーの怪 :Rubber Tree Tommy’s Mystery

今年の初め、我が家のゴムの木のことを少しブログに書いた。それから8ヶ月を経てトミーに異変が起きたんですね。新しい葉が出てくるので当然その分は成長もし、背丈も伸びてるはずなのに、どうしたことか この異変に気がついたのは7月下旬頃かしら。何度も書いてしまうが、我が家の大家さんのご事情でこのビルディングが売りに出されてしまい、それでテナントでしかない私たちは引っ越さざるを得なくなったんだけど。

もし、半地下などに移った場合、トミーは天井に頭が届いてしまうだろう、いや、高すぎて入りきらないかも などと私とオリンは懸念したし、口に出してもいた。それをトミーは聞いていたんだろうか。

背が高すぎて捨てられちゃあ困る、と思ったものか、ある日を境に、それは恐らくは8月に入ってからなのは間違いないけど、葉っぱは次々出てきているのに一向に伸びない。つまりトミーの成長が止まってしまったようなのだ。そこでトミーに話しかける;どこに引っ越してもトミーも一緒だからね。一緒に引っ越すから心配いらないよ、と。

それを聞いて少しは安心したのかしら?ただし一向に伸びない。まずは引っ越し先の状況を把握してから決める、高い天井の場所に置いてくれればそれもよし、そうじゃなければこのまま小さくなってもよしって決めたのかなあ。だって!!トミーはすでに10センチ以上縮んでしまっている。植物にももちろん命も感情もあるし、交流できるのも間違いないけど、ここまで素直に気持ちを見せてくれる植物にはお目にかかったことがない。はてさて、、引っ越してからのトミーに乞うご期待というところでしょうか。

Earlier this year, I blogged a bit about our rubber tree named Tommy. Eight months later, something strange happened to Tommy. New leaves are coming out, so of course it should grow + grow taller, but for some reason we noticed this change around the end of July (?) I’ve written this many times, but due to the circumstances of our landlord, our apartment building is for sale, and we, who are only tenants, had no choice but to move.

If we moved to a semi-basement or something like that, Tommy’s head would reach the ceiling, or, he might be too high to fit in. Orin and I were worried, and we even discussed it. Did Tommy hear that?

Tommy thought it would be a problem if he was thrown away because of his height. One day, I’m pretty sure it’s probably sometime in August, the leaves are coming out as usual, but he doesn’t grow at all. In other words, Tommy’s growth seems to have stopped. So, we talked to Tommy; No matter where we move, you will be with us. Please don’t worry.

Is Tommy relieved to hear that? However, he never grows. “First of all, let me decide after we move. If you put me in a place with a high ceiling, that’s fine, and if that’s not the case, I am okay to keep myself as small as it is.” Because! ! Tommy has already shrunk more than ten centimeters. Surely, plants also have lives and emotions, and there is no doubt that we can interact with them, but I have never met a plant that shows its feelings so honestly. Well, what are our expectations for Tommy after moving?

Unidentified Aerial Phenomena seen from the Hudson Line, 14 June/2022 : ハドソン線から見た未確認空中現象

2022年6月14日、郊外の住まいに戻る時の夕日が綺麗で、オリンがセルフォンで窓ガラス越しに撮り、私も普通のカメラで少しだけ撮った動画を後に編集した時、”何か” が電車(とハドソン川上空)と同じ速度で飛んでいることに気がついた。最北端のマンハッタンあたりから、消えたり現れたりを繰り返し、最終的に上空で消えました(というのか、見えなくなった)。その部分だけを拾って、その ”何か” をスローモーションにして再びビデオ編集しました。 こちらです。

On June 14, 2022, when we returned to our suburban home, the sunset was beautiful, and Orin took a video through the window glass with his cell phone. I also took some video with a normal camera. Later, when editing, I noticed that something was flying at the same speed as the train (and over the Hudson River). It repeatedly disappeared and appeared until the northernmost point of Manhattan, and finally it disappeared in the sky (I mean, I couldn’t see it anymore). I picked up only that part and made that “something” into slow motion and edited the video again. Here it is.

再び未確認空中現象:Unidentified Aerial Phenomenon again

この6月14日、ニューヨークから帰る電車の窓外は、ひたすら紅い日没の光景が見事だった。オリンがセルフォンでマンハッタンの最北端を越えたあたりまで撮っていたのを最近編集した。音楽はもちろんサヤとビビエン。本当にどうもありがとう、お二人の音楽活動に乾杯!

ファイルにして見直す途中, なんだか白いまあるいものが電車と同じ速度で中空を飛んでいる(?!)のに気がついた。ビデオで8分20秒過ぎから9分15秒まで、この物質?が見え隠れしつつ飛んでいるのがご覧いただけるかしら。

大きく引き伸ばしてみると光が時々二つに分かれたり戻ったり。いつだったか、ニューヨークのイーストビレッジで見たものと同じ形象。この時は、当時の私たちの住む最寄駅、”セネカ” まで付いてきてふわっと上昇してそれっきりになった。

黄昏のニューヨーク・ハドソン線 (ビデオはこちらをクリック)

On 14 June, 2022, we were going back to Newburgh by Metro North Hudson Line. Such so amazing beautiful sunset just started so Orin took scenery through the window by his cellular. After that, I made short video of the trip with PALM FICTION’s music. Thank you so much for SAYA and VIVIEN!

Surprisingly I found that an unknown something appears in the middle of the sky. Neither star nor plane. You can see it around 08:26 until 09:15. You can see a round light is flying while appearing and hiding.

When I enlarge it from freeze frames, the light sometimes splits and returns. Once I saw the same phenomenon when I was in the East Village in New York. At that time, it followed me to the Seneca subway station when we lived near there, and it climbed up softly and disappeared.

Hudson Line Sunset

“たましい” の重量 : The “SOUL” Weight

最近、必要から探し物をすることが重なっている。引越しのたびに私は荷物を減らしてきているので、今は私のものといえば多くもない箱やら袋がほとんどで、あとは引き出しの中に放り込んでいる。そういう思いが強いので見つけるのは容易なはずなのになかなか見つからない。面白いもので、あれこれひっくり返しているうちにとんでもないものを(改めて)見つけたり、ちょっとしたメモに時が止まってしまう。アリゾナを離れた時の荷造りで、いくつかの箱は今だ整理しておらず 確かこの箱、ここに入れていたっけ、と開けて最初に目に留まったのが一冊の本。”マルコムXとは誰か? ” 丸子王児・まろこおうじ(本名はS.I.)

”たましいの重さはちょうど50グラムである。” 、、、このメッセージは 2008年11月に他界した友人 S.I からのもの。

2001年より前だったかな、日本食料品店に張り紙を貼るため、朝一で並ぼうと急いで出かけた。掲示板は限りがあるので何人もそれぞれのアド、張り紙を携えてやってくる。私の前にはすでに一番乗りが居た、それがS.I. だった。彼が持っていたのは或る政治的なドキュメントフィルム上映会のお知らせのプリントで、店が開くまで二人して自己紹介したり、それぞれの張り紙を見せ合ったりした。私のは、といえば知り合いのハウスサブレットの情報だったはず。

その後、彼や彼の仲間を中心の ”世界情勢と歴史、身近な問題を話し合おう” の主旨で スタートしたxx会に参加。それから随分と月日が経ち疎遠になってしまった。時にバッタリ遭遇もしたが、ビートルズの申し子でもある彼はギターを背負って颯爽と闊歩していたっけ。

最後の数年、彼は入退院を繰り返していたが元気ではあった。『どうも、寿司を食べると元気になるから買ってきて』とよく頼まれた。また、オリンたちのカントリーロックグループ・F.O.K/Fist of Kindness のギグに来てくれたり、彼ら二人で音楽論を戦わせていたり。

事情から彼には家族がいない。もう退院は無理と自らも悟ったのか、ある日、彼の友人達からの呼びかけで彼の部屋の整頓をすることになった。机上も本棚も台所も収納庫も何もかもが整然として、なんだか侘び寂びの世界のようでもあった。不在ゆえにベッドバグの処置なのか、大家さんが撒いた白い粉が堆積して、皆、ちょっと顔を見合わせる。別れた家族に残すもの、渡すもの、倉庫にいったん収めて置くもの、送る物、処分するもの、これだけきっちり整頓されているのに一向に片付かない。荷物が続々現れる。S.I. らしいなあ、決して手の内は見せないぞ、と言いつつどこまでも博愛的にひとつひとつの思想やら人生やらを垣間見せてくれているようだ。

やっと先が見えてきて、あとはトラックで運ぶだけになり失礼する。もう、捨てるしかないからなんでも持っていきなよ、と言われたものの、それじゃあ台所一式、とも言えない。マクロビオティク 信奉者で徹底していたゆえか、食器から鍋釜、箸も調味料もピカイチのオーガニック!食養ってなんなんだ!なんで具合悪くしちゃったんだ! 残念でならない。ヒョイっと体重計が目に入る、それをもらって帰った。

ほどなく、ある夕方、仕事帰りにお見舞いにゆこう、と地下鉄に向かっていると、真後ろで S.I. の声がする; いいよ、早苗さん、来なくていいよ。俺、直に死ぬからさ。

もらってきた体重計を有り難く使っているうち、ある時を境にどう調整しても次に必ず針が0でなくて50グラム表示が動いている。嫌になってゴミに出してしまった、その夜、久しぶりにS.I. が夢に現れた。すごく怒っている。『なんで捨てちゃったの、体重計! 俺、言ったでしょ、忘れちゃった?死んだ後にわかることを教える、ってさ。魂は50グラムあるんだよ。それを教えたかったんだよ』

その50グラムが重力でこの地球に留まっているのか、どの次元に魂はあるのか、単にエネルギーと捉えていいのか。彼自身が50グラムであって、すべての生命体はどうなんだろう? もしもS.I. が今も彼らしい人格を持っているなら、おそらくは答えをくれるんじゃないか、と期待している。

Recently, because of my needs I’ve been looking for things. Every time I move, I’m reducing my luggage, so most of my things now are not many boxes and bags, and the rest are thrown into the drawers. Though I don’t have many things, I can’t find what I need easily. It’s funny, while I’m going through things, I find something outrageous (again), and time stops at a little note. When I left Arizona, I was packing, and some of the boxes seemed to be unorganized, yet I guess I put them inside, and the first book that caught my eye when I opened a box was “Who is Malcolm X?” by Maroko Oji (real name is S.I.).

“The soul weighs just 50 grams.” ,,, This message is from a friend S.I who passed away in the year 2008, November.

Perhaps it was before 2001, I hurried to line up in the morning to put up a flier at a Japanese grocery store. Since the bulletin board has limited space, many people come early with their own ads and fliers. There was already the first person in front of me, that was S.I. He had a print of a political document film screening announcement, where we both introduced ourselves and looked at each other’s posters until the store opened. As for mine, it must have been the information about my acquaintance’s house sublet.

After that, I participated in the xx meetings, which been started by S.I. and his friends with the purpose of “discussing world problem issues”. Then we became estranged after a long time. Occasionally when I met him by chance, like a child of the Beatles, he was walking dashingly with a guitar on his back.

For the last few years he had been in and out of hospital, but he was fine. He often asked me to go Sushi store, “Sushi makes me feels healthy and good when I eat, so please buy them.” He also came to the gig of Orin’s country rock group F.o.K / Fist of Kindness, and they both talked about music theory.

For some reason he has no family. Finally he realized that he couldn’t leave the hospital anymore, one day his friends called me to clear up his room. S.I.’s desk, bookshelf, kitchen, storage, everything was in order, yet it was like a world of wabi-sabi/quiet & silent/loneliness. Probably it was a treatment for a bed bug while S.I. absence, the white powder sprinkled by the landlord accumulated, and everyone looked at each other for a moment. Things to leave for a separated family, things to give, things to put in a warehouse, things to send, things to dispose of, even though they are so neat and tidy, they are not tidied up at all. Luggage appears one after another. It seems to be S.I., he will never show his insight, but he seems to give a glimpse of each thought and life in a philanthropic manner.

At last we can see the end, and just carry them to warehouse by rental truck, so I was leaving. I was told that I should take anything that was left because they must throw things away, but then I can’t say that I want everything in the kitchen. S.I. was also a strong Macrobiotic follower, and definitely he was choosing the tableware, pot kettle, chopsticks and seasonings to be all organic! What is diet! Why did he get sick! I’m so sorry. A weight scale caught in my eyes, so I got it and went home.

Soon, one evening, when I was heading to the subway to visit him, I heard S.I.’s voice right behind me: Okay, Sanae-san, you don’t have to come. I’ll die soon.

The scale I received was good to use always, but no matter how I adjust it after a certain time, the needle is not always 0 and the 50g display is moving. That night, when I was disgusted and put it in the trash, S.I. appeared in my dream. He is very angry. “Why did you throw it away, the scale! Did I say that you forgot? I’ll tell you what you know after I die. The soul weighs 50 grams. I wanted to let you know that. “

Is that 50 grams staying on this earth due to gravity? In which dimension is the soul? Can it be regarded simply as energy? What about all living things, maybe only he himself weighs 50 grams? If S.I.’s soul/spirit still has his own personality, I’m hoping he’ll probably give an answer.

ニューヨーク、ですね?:It’s New York, isn’t it ?

病院の付き添いは緊急でもなく、私は一人、暑い青空の下をチャイナタウンに行く。ちょっと必要な買い物も終え、それでも時刻はオリンと落ち合うにはたっぷり残っている。建物の影を選びながら、杖を片手に3番街を北上する。

ニューヨークに出向くときは ”転ばぬ先の” 杖は離せない、とはいえ今回もレジに杖を置き去りにして、お客さんやレジの女性に『あんた〜!忘れてるよー』って杖を指さされた(笑)。何やら、とうの昔にニューヨークにいる緊張感・甘美な自己満足感は消え去り、日々の記憶と習慣、加えて、碁盤の目のように規則的に縦横を走っている通りにも助けられ、歌を歌い、ぼんやりと想念を追いかけ、汗をぬぐい、”年をとるってこういうことかな” となんだか面白くなってくる。大好きなお友達、皆に会いたいけど帰りのバスが待っている。

プリンス・ロジャー・ネルソンのことを考えていたら目の前が ”プリンス通り” だった。ハウストン通りとスタントン通り、リビントン通り、そして3番街。この一帯が当時の私の存在の証。

いっとき住んでいたバワリーのロフトは程なくピカピカな画廊になり、今日、久しぶりに通りかかると画廊は何処へやら? 全体が改装の真っ只中になっていた。

今は飛び切りに土地の高騰する一等地。美術館やレストランやマーケットが連なり、20年前の記憶と交差する。あの頃、ロフトの裏は広大な空き地に鬱蒼と灌木がかぶさり、野犬が群れなして吠えていたっけ。ロフトでは何度か妖精を見たよね。既に雨漏り激しく床も崩れる寸前の暗いロフト内で、私は蝶々が飛び交うのを見た。何??小さな妖精さんたちじゃないの!!?? 複数回みた。

あの時の妖精たちに頼んだことが、そして感謝の気持ちから当時のロフトオーナーに縫ってあげたトンデモ服が、今になってそれらがロフトオーナーをシンデレラボーイに変えた。奇異な小説のようだけど本当の話。

It’s not important that I stay near the hospital, so I go to Chinatown alone under the hot blue sky. I’ve done some necessary shopping, but I still have plenty of time to meet Orin. While choosing the shadow of the building, I walk north on 3rd Avenue with a cane in one hand.

When I go to New York, I can’t let go of the cane that “doesn’t fall” however, this time as well, I left the cane at the cash register so was told by the customers and the cashier “Hey you! You forgot!”— they pointed at my cane (lol). Somehow, the tension and luscious self-satisfaction that I had in New York long ago disappeared already. As well as the streets that run regularly like grid, helped by my memories and habits. Singing songs, vaguely chasing thoughts, wiping sweat, and “I wonder if this is what it means to get older” becomes somewhat interesting. I want to meet my favorite friends, but the return bus is waiting.

When I was thinking about Prince Rogers Nelson, I saw “Prince Street” in front of me. Houston Street, Stanton Street, Rivington Street, and Third Avenue/Bowery. This area is a proof of my existence at that time.

The loft where I lived for awhile soon became a luxury gallery, and today I passed by after a long time, where did the gallery go? The whole building is in the middle of a renovations.

Now it is a prime location where the price is soaring. The museums, restaurants and markets are lined up, and intersect with the memories of 20 years ago. At that time, the back of the loft was covered with dense vacant lots and shrubs, and stray dogs were barking. I saw fairies several times in the loft. I thought butterflies flying in the dark loft, which was already leaking and the floor was about to collapse. What? Not the butterflies but they were little fairies! !! ?? I’ve seen it multiple times.

What I asked the fairies at that time, also all of my appreciation and feeling of gratitude to a person who was the loft owner at that time – I sewed several eccentric funny clothings for him. Now these old clothings have turned the loft owner into a Cinderella Boy. It’s like a strange novel, but it’s a real story.