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7月4日のアメリカ独立記念日の爆音を聴きながら、東京大空襲を経験した友人が、子供の頃に防空壕から見た爆撃は花火のように美しかったと話していたことを思い出していました。
今年の7月16日は、ニューメキシコ州トリニティ・サイトで人類史上初めて原子爆弾の実験がされてから80年になります。1979年7月16日には、ニューメキシコ州チャーチロックのウラン精錬所でアメリカ史上最大の放射性物質流出事故が発生しました。7月には、この2つの場所を再訪し、追悼行事に参加します。
2011年の福島原発事故以来、核問題について学び、それを創作活動に結びつけてきました。原爆80周年のメモリアルをニューヨーク市から始まった原爆開発「マンハッタン計画」の跡地付近で、この夏から秋にかけて「SEED BOMB」と題した展示会やイベントが開催されます。
シードボム 日米原爆80周年。汚染された地球を再生するための未来への種。
シードボム:アートと教育; 7月10日(木)~8月15日(金) 午後4時30分~8時30分 日曜休館 マンハッタンビル・コミュニティセンター / 530 W 133rd St, New York, NY 10027 電話:(646)502-9719
グラハム・ウィンダムの学生たちが調査し制作したマンハッタン計画と日米戦争の関連作品の展示とイベントを行います。
7月10日(木)午後3時~5時 和太鼓グループ「太鼓愛好会」によるパフォーマンスとワークショップ、シードボムに関する短編映画上映、ブラザーフッドのシスター・ソルによるシードボムづくりと提供。
8月8日(金)午後3時~5時 音楽、ダンス、パフォーマンス ;妙時砂子、中馬芳子、高塩久育
8月15日(金)午後3時~5時 短編映画上映、パフォーマンス、瞑想、リフレクション;バック早苗 レオナート古川文香、ケビン・ゲンジョ・ラブラン、レジーナ・コーパス、田中康予
SEED BOMB:アート展
8月1日(金)~31日(日)土日正午~午後5時、または要予約
チルドレンズ・アートカーニバル; 62 Hamilton Terrace NYC 10031
この展覧会では、戦争と平和をテーマにしたアーティストの作品を展示し、違いを乗り越え、私たち皆が望む共通の未来について、彼らの作品を通して考える機会を提供します。
アーツ・ホライズンズによるJapanese American Exclusion
Incarceration Story Project を通して歴史を学んだPS 300
QとWHEELSの中学生が制作したコラージュ作品の展示。
https://SeedBombProject.WixSite.com/my-site-2 [1]
助成金をいただいたLMCCとUMEZ、そして共催者や参加者の皆様をはじめ、このプロジェクトの実現のためにご協力いただいた多くの方々に深く感謝申し上げます。
原子爆弾と種子爆弾、どちらも「爆弾」という同じ言葉を使いながらも、破壊と再生という全く正反対の意味を持ちます。様々な種を泥に混ぜて作る種子爆弾は、生命力の塊です。それぞれの種は互いを守り、自然の摂理に従って成長し、汚染された地球を緑化していきます。
亡くなった方々も含め、過去と現在をつなぐこの目に見えない糸は、これからも私たちが出会う人々を繋いでいくのだと感じています。この夏、私たちは過去を振り返り、未来のために何ができるのかを共に語り合う場を創ります。
康予
Links:
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[1] https://SeedBombProject.WixSite.com/my-site-2
伊東監督と彼のスタッフの全米ツアーが 7月13日〜8月17日まで行われている。7月19日と7月20日は、ここニューヨークエリアで開催された。
核兵器というものが台頭して以来、1945年/ 7月16日, 世界初の核実験がアメリカ、ニューメキシコ州のソコロ郡で行われ、実は世界中の 核実験は ←ー(クリック)今現在も終わってはいない。初期の核実験のテーマは、いかにその威力が発揮されるか躍起になっており、一部の者を除いて、アメリカ人にもその危険性の詳細は知らされておらず、遡る1900年初期、ラジウム水や化粧品、子供の玩具や家庭雑貨などの広範囲でラジウムが活用されていた。繰り返された地上での核実験による放射能は気流に乗り、全米に広がっていたことをほとんどのアメリカ人は知らされてはいない。『すべての人間(も、環境も、植物も)が既に被曝している、汚染されているのが事実です。』と言われた監督の警鐘は震撼とさせられる。
原発よりも核実験にフォーカスしたドキュメンタリーですが、始めにケビンさんの音楽、フィルム上映、そして監督の伊東英朗氏に由る質疑応答時間も設けられ、またとない有意義な機会でもあった。
Director Hideaki Ito comes a shocking documentary about the prevalence of radiation poisoning in the US—and the untold story of the mother who tried to expose it. In 1951, nuclear weapons testing began on the US mainland. Hundreds of miles away in St. Louis, Dr. Louise Reiss began collecting baby teeth from other mothers in her community. Through studying these teeth, Reiss found that American children—not just the so-called “Utah downwinders”—had been exposed to dangerous levels of radiation. Silent Fallout traces these stories and others, journeying from Salt Lake City, to Virginia, to Missouri, to the United Kingdom, and to Japan, exposing the government deception behind the bomb.
Silent Fallout <— click
キュレーターは越光桂子さん、ポスター制作はトニー・サハラさん : Curated by Keiko Koshimitsu, Poster by Tony Sahara
祖国を想う私たち参加アーティスト皆さんの、心を合わせたハンギングを終えた。会場を提供くださったラビットハウスさん、また、日本からの花岡さん、ありがとうございました。N.Wさーん、ぜひ来年はご参加くださいね。
All of us participating artists, who are thinking about our homeland, have finished hanging our hearts together. Thank you to Rabbit House for providing the venue and to Mr. Hanaoka from Japan. N.W-san, please join us next year.