2023年1月20日は、O氏のCT Scanの検査日。ついで1月24日は、いつものように血液検査と、20日のスキャンの結果と主治医による話し合い。
もちろん、チャットで早めに検査の映像や所見は把握してもいたので、いささか溜め息をついちゃったかな。24日の面談で判明しているのは、ステイブルという状態は今は過去形、肺と肝臓はかなり腫瘍が育っている。意味するところは、O氏のターゲットセラピー・分子標的治療薬(2021年から摂っているあの”ローブレナ”)は確実に耐性がついてしまい、おそらく効果なし、と。故に次の治療法に切り替える段階。当初の処方に戻って、これからは再び、同じくターゲットセラピーの”アレセンサ”。確か、2020年の春先にこれを取ってすぐに重篤な副作用で緊急ストップ、それ故にローブレナに変えた、という経緯はどうなっちゃったんだろう。疑問、謎、クエスション。
いかほどの容量でスタートするのか、数日中にはアレセンサが届く。また、パンパンの腹水は主治医の管轄になく、25日に肝臓専門医の緊急アポを入れた。
ほぼ4年前はアリゾナだったのね。あの頃あまりにもO氏は衰弱してやせ細ってしまって、ベッドに横たわっているのも目に入らなかった、、それくらい薄っぺらだったっていうことなんですが、今はその心配はない。どこに隠れても寝そべっていても、お腹の膨らみは露わに分かるからね。O氏の見た目に、主治医もナースも驚きを隠せなかった、、
まあ、受け入れています。今までもこれからも、O氏とS君の二人三脚の旅なのよね。だから、できる限りの事はする。執着っていうのも感じられないし、何であれ寿命は寿命なんだろうな。そんなふうにS君は考えているので、意外と心は明るい。
今年から、S君は杖を使わない。何が起ころうと二本の足を信頼する。ニューヨーク市内に行く度、心は萎縮して怖かったのでもあったが、今は時々バランスを崩すものの、健常者さながらにスタスタ歩く。無理すると夜には入れ替えた大腿骨部が飛び上がるほど、今も痛い、けど楽しい。何かに頼らず自立しているってこういう感覚?を取り戻しつつある。しっかりとO氏を支えるためにも、S君は自らを鍛えている。
それと、拍子抜けってこういうことかな。改めて書くが、S君O氏の引っ越すフロアに居座っていた(というのか占拠していた)住人が数日前に夜逃げ(突然!)したそうな。。なので、O氏とS君はこれ以上の日々を待たずにお引越し決定。ことに台所のものは一旦パッキングしたのを再び開けたり広げたりして5ヶ月経ったんだけど、本気で全てパッキングしなくては!
、、、肝臓専門医とのアポも書いておかなきゃならない。25日はズームのアポに切り替わってかなり長く面談できた。再び!!腹腔穿刺・お腹に溜まった水を抜く手術。。。それが明日の金曜日。我が家の引っ越しは31日。この5ヶ月強、いろんなものの箱詰めを出したりしまったりの繰り返し。それがここしばらくの流れだったので『変なの〜〜〜〜』という気持ち一色。もう、本当に箱を開いて取り出さなくていいのよね?? まあ、良いでしょう。
〜〜続く