晴れた日に永遠が見える:On a Clear Day (You Can See Forever)

”晴れた日に〜〜”は、1970年のアメリカのミュージカル・ファンタジー映画タイトル。超能力のある女学生が禁煙したいがため精神科医の催眠療法を受ける、が 催眠の最中、突然彼女は前世を思い出す〜〜、最終的にこの女学生と精神科医は、来世で晴れて一緒に。

本題に入るね。私はある人物(多分、男性)について書こうと思う。この男性は、これまで三回私の夢の中に現れた。とにかくオシャレ、黒のスーツをピシッと決め真っ直ぐにしっかり立っている。よくある山高帽を被って、端正で無表情の顔立ちはどう見ても何かの化身。しかも、何系とか何国人などのヒントも通用しない。精巧なロボットに近いけど、マネキンっぽくもある。といって、宇宙人というのではない。

いつだったか椎間板ヘルニアを患い、身体全く動かせず半立ちで固まってボーっとしていた時の夢うつつ;私は歩けないので飛ぼう、と思いついた。だだっ広いターミナル駅のコンコースの上を飛ぶ。でも私の眼下には人っ子一人いない。明るいコンコースが幅の広い階段に向かった。ふわふわ漂いながら階段を見下ろすとそこにこの ”男” が立っている。飛んでいる私を見上げてにっこり会釈してくれた。。。

そんなに前じゃない、普通の夢に普通に現れた;寂しい薄暗い大地に棺おけ状の箱がザーッと果てなく並べられている。皆、それを一つずつ与えられている。中は概ね、小柄な私が背伸びできて両手も半折りで収まるサイズ。これから私たちはこの中で暮らすんだ、誰かが私の箱の隣に突っ立っている。顔を見るとこの ”男” だった、、、(今思えば、何かの予知夢にも通じる)

とりあえず最後は数年前、ビスビーでの夢; (とは思えない、夢と現実に位置する世界?)暗がりの中、何者かが、私たちの小屋のドアをガタガタさせて侵入寸前!私は大声で、誰だー!とか 止めて〜 とか喚いた! 暗闇の広い敷地の向こうはフェンスで無人の空き地につらなっている。私は追いかける。その侵入者は如何にもこうにも例の ”男” だった。高いフェンスを曲芸師みたいに飛び越えて何処かへ行ってしまった。実際に私とオリンの住んでいたメキシコボーダー、過疎地のビスビーの小屋が そっくりそのまま寸分違わぬ不思議な夢。

〜〜〜、映画を解説させたら並ぶもの無し、私の大好きだった淀川長治氏はいくつもの超常体験をされたらしい。その中で、私の好きなエピソードはこれです。

シニガミ、水先案内人、

『生死半半』(淀川長治)「延命治療について」  昭和四十四年(1969)十二月。夜、激しく咳き込む母の背中をさすっていた時、「私(淀川長治)」の目に、はっきりと死神の姿が見えた。信じてもらえないかもしれないが、部屋の四隅に、鼻先のとがった悪魔みたいな奴らが座っていた。「私」は思わず、「まだ連れて行ったらいけません。もう半年待って」と言った。それからちょうど半年後に、母は死んだ。あの時、「あと五年待って」と頼んでおけば、母はもっと長生きしたかもしれない。 

”若紫”. 神舘美会子 / みたち みえこ

みえこさんと初めてお会いしたのは、確か2012年でしたか。

遡る2011年3月11日、福島の三つ巴(地震・津波・原子力発電所の崩壊)の大災害は記憶に生々しい。被曝や汚染回避のため故郷を離れざるをえなかったたくさんの人々、津波による環境の壊滅的ダメージ、改めてその危険性を知るがゆえに原子力発電所の廃絶を求める声が高まり、2011年以降 ニューヨークのいたるところで沸き起こるデモや集会、その中でみえこさんと出会った。

みえこさんは美術大学卒業後 早くに海を渡り、ニューヨークに落ち着かれて後 テキスタルデザイナーとして第一線で活躍。ご子息の誕生後は、異国で生まれた子供達への語学・情操教育をサポートする私立学校を設立されたり、文字通り 八面六臂の大活躍。

前後するが、知人を通して、彼女の出版した ”Odyssey 遥かなる憧憬 ” という本の話を聞いてもいたし、わたしが訪問介護をしていたご家庭がどうもみえこさんの関係者らしかった、等々、接点がいくつもあったにもかかわらず、わたしがよく顔を出していたダウンタウンの老舗ギャラリー、128画廊でお会いしたことがそれまで一度も無かったのが いささか不思議でもあった。

のちに、この時期は彼女がまさに彼女自身の抱えてきた、そして内奥の忘却の部屋に封印してきた怒りや苦しみを いかに理性と感性で理解し分析し受容し、ついには解放してゆくか、ゆえに ”許し” を実現したか。その年月と被っていたことがわかった。

『 ”ある日突然、狂気の発作が襲って” きてから精神の回復に至る約10年間、素晴らしいサイコセラピストに支えられてきました、その間はほぼあらゆる活動からも アート制作からも 人々との交流からも遠のかざるを得なかった、それどころではなかったんです。間断なく脳内に出現する途方もないイメージに引っ張られまい、と これらのイメージをひたすら言葉に変換してきました。10年に及ぶセラピーの間、毎日、異世界の旅を日記として書いていました。書き続けた55冊に及ぶ大学ノート、ここには私の神話(異世界の旅)が詰まっています。それは私個人の神話です。そして、この体験を通じて、すべての人はそれぞれ固有の神話を持っているということに気付かされました。』

と、お話くださった彼女の、ご自身を取り戻すべく彼女の神話と原型に向かった長い旅の集大成として ”Odyssey 遥かなる憧憬” は出版された。 (この、彼女のギリギリの精神の淵での試みは、のちにユング派の推奨するアクティブイマジネーションの方法そのもので、あとがきを書かれた医学博士;老松克博先生は大変驚かれたそうだ。)

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みえこさんの第一印象は、”虫愛づる姫君” もじって ”言の葉愛づる若紫姫” がぴったりする。型にはまらない、やんちゃな童女が草むらを駆け回って、はらはら降ってくる言の葉・ことのは を追いかけている。いや、そうではなくて、どうも言の葉が彼女の周りに来たがるのかしら。創造の引き合う力。重力と引力とインスピレーション。何故か源氏物語が現前し、黄昏の室内に火を灯すことも忘れて彼女はそれら言の葉を優雅に紡いでいる。

以前、彼女に 『みえこさんは文筆家だし、絵描きであり、彫刻家であり、アクティビストでもあるよね。もし一つだけ肩書きにせねばならないとして、どれが一番貴女にとってふさわしい呼称なのでしょうね?』と尋ねたところ、『私は文章や詩を呼吸するように扱ってきた、社会や世界の不平等、反戦思想は10代に培われた。生活のためデザインもやってきた。けれど私はアーティスト。描いたり創造しているのが好きなのよ』との即答は明るい。天晴れ みえこ! ここにあり。 わたしの心は大喝采。

大人のための童話 “「Magic Toy」 第1話;マリーの冒険” 、一人の日本人男性の国際結婚を伏線に、全編を覆うニューヨーク社会への問題提起 ”プエルトリコの空はいつも青い” などもいずれこのブログにて紹介したいと思っています。

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ゴムの木 トミーの怪 :Rubber Tree Tommy’s Mystery

今年の初め、我が家のゴムの木のことを少しブログに書いた。それから8ヶ月を経てトミーに異変が起きたんですね。新しい葉が出てくるので当然その分は成長もし、背丈も伸びてるはずなのに、どうしたことか この異変に気がついたのは7月下旬頃かしら。何度も書いてしまうが、我が家の大家さんのご事情でこのビルディングが売りに出されてしまい、それでテナントでしかない私たちは引っ越さざるを得なくなったんだけど。

もし、半地下などに移った場合、トミーは天井に頭が届いてしまうだろう、いや、高すぎて入りきらないかも などと私とオリンは懸念したし、口に出してもいた。それをトミーは聞いていたんだろうか。

背が高すぎて捨てられちゃあ困る、と思ったものか、ある日を境に、それは恐らくは8月に入ってからなのは間違いないけど、葉っぱは次々出てきているのに一向に伸びない。つまりトミーの成長が止まってしまったようなのだ。そこでトミーに話しかける;どこに引っ越してもトミーも一緒だからね。一緒に引っ越すから心配いらないよ、と。

それを聞いて少しは安心したのかしら?ただし一向に伸びない。まずは引っ越し先の状況を把握してから決める、高い天井の場所に置いてくれればそれもよし、そうじゃなければこのまま小さくなってもよしって決めたのかなあ。だって!!トミーはすでに10センチ以上縮んでしまっている。植物にももちろん命も感情もあるし、交流できるのも間違いないけど、ここまで素直に気持ちを見せてくれる植物にはお目にかかったことがない。はてさて、、引っ越してからのトミーに乞うご期待というところでしょうか。

Earlier this year, I blogged a bit about our rubber tree named Tommy. Eight months later, something strange happened to Tommy. New leaves are coming out, so of course it should grow + grow taller, but for some reason we noticed this change around the end of July (?) I’ve written this many times, but due to the circumstances of our landlord, our apartment building is for sale, and we, who are only tenants, had no choice but to move.

If we moved to a semi-basement or something like that, Tommy’s head would reach the ceiling, or, he might be too high to fit in. Orin and I were worried, and we even discussed it. Did Tommy hear that?

Tommy thought it would be a problem if he was thrown away because of his height. One day, I’m pretty sure it’s probably sometime in August, the leaves are coming out as usual, but he doesn’t grow at all. In other words, Tommy’s growth seems to have stopped. So, we talked to Tommy; No matter where we move, you will be with us. Please don’t worry.

Is Tommy relieved to hear that? However, he never grows. “First of all, let me decide after we move. If you put me in a place with a high ceiling, that’s fine, and if that’s not the case, I am okay to keep myself as small as it is.” Because! ! Tommy has already shrunk more than ten centimeters. Surely, plants also have lives and emotions, and there is no doubt that we can interact with them, but I have never met a plant that shows its feelings so honestly. Well, what are our expectations for Tommy after moving?

ミック・ジャガー、とか、プリンス:Mick Jagger and/or Prince R. Nelson

つい最近、オリンの腹腔穿刺 (腹水を抜く)のため病院に出向いた。簡単とはいえ手術でもあるし、二人ともいささか緊張した、のも つかの間、颯爽と現れた若き看護師、どう見てもミックジャガーの再来。その立ち居振る舞い、所作、顔の表情や喋り方。(私は彼の映画『パフォーマンス』を何回も見たほどで、若い頃の彼はなかなか素敵だったし、かっこよかった) 思いがけずミックが現れたことで(笑)二人の緊張は吹っ飛んでしまったのです。

また、これは少し前のこと。いつものように付き添いでニューヨーク市内に出て、買い物もあって一人地下鉄に乗った。『ブリーカー駅』は時間帯がそうだったのか、なかなかの賑わい。私の目的の駅ではなかったので、なんとなくホームを行き交う人々を車内から眺めていた。え!!!プリンス!!!

若き日のプリンスが目の前に!? 端正でセクシーで野生的な顔。ほっそりした肢体を黒っぽいシャツとパンツで覆い、ギターを背負っている。スニーカーだったのね、ハイヒールを履いていない彼ではあったが まさに何もかもが紛れのないプリンス! 一瞬、目が合いかけたと同時に、この男性は人混みに紛れてしまった。。。

他人の空似。容姿や体型が似るということはすなわち、その身体構造上、恐らくは声のトーンも近いだろうし、もしかすると思考回路も場合によってはその人生も類似するのではないだろうか?

顔かたちが似ていなくとも、例えばいつもプリンスのことを想っていれば、いずれ私もプリンス(のオーラ)に近付くかな。そうだといいなあ〜〜〜。

Just recently, because of Orin has to take IR Paracentesis (abdominal drain ascites), we went to the hospital. It was a simple operation, but both of us were a little nervous. However in a moment, a young nurse appeared, looking gallantly, exactly “The return of Mick Jagger”. His demeanor, gestures, facial expressions and the way he spoke. (I saw Mick’s movie, Performance many times, and he was pretty cool when he was younger.) The unexpected appearance of Mick (laughs) blew our tension away.

Also, this was a while ago. As usual, I accompany Orin to the hospital and went on the subway alone to do some shopping. “Bleecker Station” was quite busy, probably because of the time of day. It wasn’t my station, so I just watched the people coming and going on the platform. OMG! Prince! ! !

The young Prince R. Nelson is right in front of me! ? A neat, sexy and wild face. He wears a dark shirt and black pants covering his slender limbs, and carries a guitar on his back. He was in sneakers, (he wasn’t wearing high heels) but he was the undisputed Prince in everything! For a moment, our eyes almost met, and at the same time, this young man disappeared into the crowd. . .

Imitation of others. The similarity in appearance and body shape means that due to their physical structure, the tone of their voices will probably be similar, perhaps their thought circuits and, in some cases, their lives are similar, too?

Even if I don’t look alike, for example, if I always think of Prince, I’ll eventually become closer to Prince R. Nelson (his aura). I hope so ~~~.

O氏の治療歴, そして今これから。その26

9月6日、先週は 血小板数の値が低かったが、今日はノーマルということで、タクソル・キモセラピー3回連続の1回目。ALPは緩慢ながら数値が下がっていて(2週間キモを取らずとも数値が下がっている、のにどうしてキモなんぞを打たせたいのかしらねー?謎)やっぱりうれしい。さらに気をつけている食事と足踏みマットの効果だよ、と言いたい気分。O氏がお医者様や病院に最大限 信頼を寄せているのだから放っておこう、といつも思うのに でもさー、、の繰り返しはS君にとって緊急になんとか心に折り合いをつけたい課題なのです。

9月7日、腹腔穿刺【ふくくうせんし】のため、4時ちょっとの早朝バスで病院に向かう。腹水の溜まっている状態での生検はかなりのリスクを負う、らしいので、初めの予定通りに腹腔に溜まっている水分を抜くわけです。O氏はいささか緊張気味、珍しくS君に突っかかる、けれどS君はお手のもの。かつてS君の実父母もそうだったけど、ことに治療中や入院中 患者は家族やケアギバーに(恐らくは気安さとか安心感からか)わがままや意地悪を言うこともよくある話。

局所麻酔なので数十分、O氏はポトポトと管を通って排出される水音をずっと聞いていたって。健康な人でもいくばくかの腹水は当たり前のようにあるらしい。O氏は、いわば異常に水が溜まってしまっている状態なので今回のように検査あれこれで、どうしても抜かねばならないわけ。都合、1リットルほど抜きました。見た目はまだ膨らんではいるものの、随分と落ち着いたかね。それまではちょっと呼吸が苦しそうだった。

数日は安静にして様子を見るらしい。かなり大きい穴がお腹に開けられたかと危惧したものの、すぐに塞がったものか、お腹にひっつけられていたバンドエイドの端の、かぶれの発赤の方が痛々しい。病院を出るなり大食いのO氏に早変わり。帰りは日本の惣菜屋さんの生姜焼き肉弁当を食べ、ドーナッツを食べ!!S君にしてみれば、手術に耐えた子供に、今日は特別大目に見てあげましょう、との母親の心境。

とはいえ、ほぼO氏が S君の父親や母親を演じてくれるので、こうしてS君は徐々にインナーチャイルドを癒しつつあるのだけど、逆の立場でいえば、S君は単に鞭と鞭、または、飴と飴、の対応になってしまうんだろうか。どうも、O氏の癌発覚以来 この人への接し方をしっかり体得してないのかしら、とS君は身震いする。 〜〜〜 続く

鈴木いづみと阿部薫、数年に一度は気になる存在。

阿部薫、伝説の天才的フリージャズ演奏家。彼の内宇宙をキリキリ絞り込んでゆく情念の竜巻、その火を噴く熱情は生命を焼き焦がし、螺旋階段を転がり落ちながら尚 身体への尊厳を踏みにじり、薬物の過剰摂取による夭折。享年29。

音速を超えるスピードを目指し 極限界へ捨て身の挑戦、この追随を許さぬ演奏スタイルは同時に酒と薬に激しく支配され 彼の破滅的感性に妻であったいづみは同調し、ほぼ同化してきた数年の結婚生活。互いが互いの精神を刺し違えてゆく年月は限りなく重い。

阿部薫、と呼ばれる生き様、エクステンションとしての彼のアルトサックス、彼の化身そのものでもある壮絶な音霊は パンクでありアンダーグラウンドや前衛の女王であり続けてきた妻・鈴木いづみの根源すら緩やかに引きちぎって来たのかも知れない。離婚、しかして二人は再び生活を共にする。

ほどなく薫のオーバードースによる事故死発覚。彼の亡き後 いづみは心の深淵の陰るスピードを直視せず、共依存という出口の探せぬ関係性、吹きすさぶ渦中ですでにズタズタの心的ケアも投げやり、同化すべく何もかもを失い、彼女そのものに食い込んでいる乾いた記憶、人生観を頼みに 晩年はその心情を小説に昇華した。

いづみは女優・モデルであったと同時に幾多の文学新人賞の候補に上がった奇天烈な小説家でもある。薫亡き後 8年という長年月その二人の関係を再構築するかのように薫の亡霊だけを網膜に映し 日々、彼の亡霊と共に過ごし、困窮する生活の果てに一人娘の傍で縊死を決行。享年36。

ご息女の鈴木あづさは、第一線で活躍する報道記者であり小説家でもある。 近年は 母親;鈴木いづみの生前の撰集に尽力している。そしてここに私は 一人の菩薩、沈黙の救済をひし、と感じてしまう。

『わたしのまえにだれも立つな』『わたしは男でもないし女でもないし、性なんていらないし、ひとりで遠くへいきたいのだ』 『生きる速度が問題なのだ。人生の絶対量は、はじめから決まっているという気がする。細く長くか太く短くか、いずれにしても使いきってしまえば死ぬよりほかにない。どのくらいのはやさで生きるか?』 『よわい人間は、やさしくなれない 』 『厚顔無恥な幸福は大きらいだ』 〜〜〜 鈴木いづみ語録から抜粋

俺は今どれだけ音を出せるか、どれだけスピードを出せるかって、もうそれ以外のことを考えていないんだよ。もうあらゆるものよりも早くなるということ。別に駆けっこする訳じゃないんだけど、そういう意味でのスピードじゃないんだけどさ、とにかく超スピードになるってこと。音を追い越しちゃうってこと。 ~~~~~~

~~~~~~ 音がビューッってベッド(注・阿部さんが演奏する唯一の場でもある池袋のジャズ喫茶)だったらベッドから飛び出しちゃってさ、ギューッと地球から飛び出て、どっか宇宙の果ての果てのもう宇宙がないって所までさ、その先までブッ飛んでくっていうようなそういうスピード。あと俺が出したいのは音じゃなくて、「静けさ」っていうんでもないけど、少なくとも音は出したくなくて。音出ているうちはまだまだ駄目だと思うんだよ。なるようにしたいっていうより聞こえなくなんきゃいけないと思うし、聞こえているうちはまだまだ遅い訳だよ。 JazzTokyo から引用

記録的な干ばつがここニューヨークエリアでも : Record drought here in New York area

まず、雨は一向に降らないし雷雲すら消滅してしまう。ま、ニューバーグよりも北は結構な降水とは思うので、ニューバーグから南〜ニューヨーク市に至る、というところでしょうか。

私たちの借りているコミュニティガーデンもカラカラで、ガーデナー皆さんの話にも顕著なのだけど、生育が鈍い、いつにもまして虫にやられる。グランドホグに食い荒らされてしまう。とは言え、わけわからない農薬の類は使わないし、グランドホグ捕獲の罠は仕掛けているけれど、丘の遠くに逃がしてあげるわけなんです。皆、生きるのに必死ですし、皆、大切な命です。

時々覗く、”たまちゃんの暇つぶし” というブログに世界的な異常気象の写真や記事が羅列されているのでシェアしたいと思います。 ここをクリック ーー> タマちゃんの暇つぶし

First, we have almost no rain since July, and even thunderclouds disappear suddenly! Well, I think there’s a lot of rain north of Newburgh, so I guess it’s from Newburgh to the south to New York City area so affected.

The community garden plot we rent is dry, and the gardeners says that the growth is sluggish, more often attacked by insects than usual. It gets devoured by the Groundhog. Even though we don’t want to use obscure pesticides, Yes, we set traps to catch groundhogs, but we let them escape far into the hills. Everyone is desperate to live, and everyone’s life is precious.

Here is a Japanese blogger “Tama-chan no hima-tubushi”, shows the world unusual weather photos.

O氏の治療歴, そして今これから。その25

8月30日、O氏は血液検査の結果『血小板数がかなり低い』ゆえにタクソル・キモセラピーは中止。 先日のMRIで脳の中の腫瘍は完全にフィクスされているものの、腫瘍部の周囲に出血だか何だかの異常が見られる、らしくて、脳の放射線治療ドクターと面談。ドクターは、心配する必要はないです、との見解でホッとするものの、診療看護師は異なった見立てをしている。。

猛暑の8月もじきに終わる。カレンダーをめくりながらS君は、ちょっと、、あたしの心が低迷してません?って自問自答している。O氏の治療の事、痛む足のリハビリや、アパート探しもあってちょっと疲れちゃっているかもね。

8月31日。肝臓専門医に再び診察を仰ぐ。末期の肝硬変は間違い無いのか。腹水を手術せずに少しずつ減らしてゆくには? 〜〜〜 素晴らしいお医者様です、明快に説明くださった。まず、これまでの血液検査で肝臓部の数値がいわゆる謎である。(典型的な数値配列であれば、ドンピシャで、これこれの病名が与えられ、よって治療もスタートできるけど)なので、さらなる精密検査のため昨日と同様、O氏はかなりの量の採血を終えたのです。?? S君の疑問 ;”血液検査のためのあらゆる血を集めると、プールどころかとんでもないおびただしい量になるのは間違いない、ちょっとした湖にはなるかもしれない!!例えば下水処理とかでは最終的に再び浄水に還元しているけれど、検査の後のこれらの血液はどこに行くのだろう。。

ところでO氏の腹水についても同様に、その液体の出所が数値からは把握できず、腹水の一部を生検します、とのこと。最悪の場合、、、これまでの化学治療(や、サプリメント含めての化学物質など)による(最近のワクチン接種含めて)肝臓不全(副作用というのが適切かな)の可能性も示唆されてなんとも言えない。心をフラつかせず真ん中にしっかり居よう。

当の本人でもあるO氏は、それより何より、連続してどっさり採血されフラフラなので 大急ぎ 遅いランチをとる。目の前のビルディングの屋上に何故か白旗が翻っていて、いろんな意味での無条件降伏なのかなあ、なんでもいいや。騒がず動じず。

9月2日、O氏の両足の超音波検査、これはひょっとして血栓防止薬の副作用が生じているかも、との診療看護師の依頼を受けて。 やれやれ、ずーーっと抗凝固薬をとっているので血がサラサラどころか出血しやすい状態になっているらしい? なのでO氏の脳内が出血している!!検査の結果で血栓が見当たらなければしばらく抗凝固薬を中止するって。

、O氏自身が 『僕ってモルモットなんだろね』と初めて のたもうた。 人の歴史で、様々な実験や治験が近代以降の西欧型医療を確立させている。けれどいつだって、自然・代替治療 は過小評価されてしまい化学治療が大通りを闊歩している。もっとも、ホリスティック医学がかなり浸透してきているのは事実、患者自らが自然治癒力を取り戻す自己療法、これらもかなりメインストリームに向かっている。もう少し自己療法に連れてゆきたいなあ。

一つだけ嬉しいこと;O氏は先日から朝と晩の2回、まずは5分ずつ足踏みマットを始めている。体温と血流、この二つさえキッチリ糺しておけば間違い無いという確信がある。調子良いって。また、血栓の予防は、生玉ねぎを50g 食すことで、血液がサラサラになり免疫力も戻るって。なのでこれも取り入れました。みじん切り玉ねぎをグリーンサラダにまぶしたり、今度はクリームチーズと和えてみるかな。

〜〜〜 続く