O氏の治療歴、番外編:刀根健(とねたけし)さん

これまでも、癌の闘病記録やブログ、などなど勇気ある幾多の方々の本音の言葉や文章に感銘を受け、力を与えられていたS君。ところでこの1週間前だったかしら?7月の下旬なのだったか、本当にひょんなことでこの刀根健さんを知った。

刀根さんは数年前ステージ4肺がんを宣告され、負けるものか、死ぬものか、とあらゆる努力、(あらゆる代替)治療を試み、文字通り名医に会いに出かけ、名著を読み漁り、ガンが治ったと聞いたサプリメントから中国薬草、食事療法から体温を上げる方法、気功・歩行は言うに及ばずハンドヒーリングから合宿に至るまで24時間、全てを試しその結果ガンが全身を覆ってしまい完全にギブアップ。その時、刀根さんに突然シフトが起こり全てを明け渡したという。(サレンダー)

入院、放射線治療、その流れで思わずの分子標的薬のアレセンサ投薬、(それまでの代替治療での努力で、彼の体内環境はかなりクリアな下地が出来ていた、というようなことを書かれている)ゆえに、この分子標的薬を引き寄せた!とも。アレセンサに因るまさに!奇跡的回復。ほぼすべてのがん細胞の消滅。ここに至る心の軌跡をスピリチュアル的に、時には分析的に、時には自身を追い詰めながら刀根さんは書く、どのように彼の自我(エゴ)がより大きな存在に自分を明け渡したか。

日本でのベストセラーにもなっていたらしいし、大変な反響を得たらしい。S君はこれまであらゆる人々からあらゆる情報をいただいてきたと思うのに、『全くもって今の今まで知らなかった』!!!恐らくは、この絶妙なタイミング、加えてS君自身がO氏に対して治療方針の食い違いによる反発といった、S君のエゴを手放したことも大きいのだろうか。

両手にそれぞれ5パウンドのハンドウエイトを持ち、O氏は飄々と腕と上半身を鍛えている。S君はというと、数日前にもそそっかしさゆえか歩道に突き出ていたワイヤーに足を引っ掛けて右上腕〜右膝〜左頬骨をしたたか打っての打撲傷。(ひっくり返ったに至る不思議な話はのちに)

もしかして、寝耳に大水の立ち退き勧告は次なる場所に向かわされている、アップグレードを強要させられている手ごたえのある予感。全てはタイミングなので待ったなし。引越し引越し。ただひたすらこの1週間のローラーコースター並みの速力、、。(事実、8月1日現在、ありがたき友からの情報で、秋にはニューヨーク市内に再び引越しの運び)

〜〜 続く